園長閑話➄

池辺こども園は、昭和27年4月開設以来続いてきた池辺保育園が、平成30年度4月から新たに名称変更し、幼稚園機能を持った福祉施設として生まれ変わったものです。平成27年より国が進めている子ども子育て支援制度に沿った認定こども園です。六十数年にわたり培ってきた乳幼児保育の経験を踏まえ、新しく改定された「保育所保育指針」及び「幼保連携型認定こども園教育保育要領」に則って幼児教育・保育を進めてまいります。本園は、平成24年度と平成29年度の2回にわたり園舎整備を整えてきました。以前よりは少しは快適な環境になったと思っています。本園がある池辺地区には乳幼児受入施設が本園一つになってしまいました。責任重大です。これからも地域に開かれた社会福祉施設として、また有用な社会的資源として、関係諸機関、諸団体とも連携を密にし、乳幼児の教育保育に当たってまいる所存です。皆様方のご指導を切にお願い申し上げます。

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ここ数年、国際的レベルで、乳幼児期における質の高い教育が、それらを受けた子どもたちがより幸せな人生を送っている、との調査研究報告がなされています。就学前の乳幼児期が、人生のスタートの中でいかに重要な期間であるかが証明されました。スターティング・ストロング(人生のはじめこそ、力強く)、これは、国際的な(OECD)合言葉となっています。平成30年度から実施されている改定保育所保育指針や幼保連携型認定こども園教育保育要領もこの流れの中にあります。本園も日常の保育を通し、一人一人のこどもたちの育ちをしっかりと観察しながら、この子らの生きる力が余すところなく発揮できるよう寄り添っていきたいと思います。子どもたちの名前を呼び、子どもたちの目を見つめ、子どもたちの話をしっかり聴き、子どもたちを思い切り抱きしめて、一緒に歌を唄い、五感を使って思い切り遊びこんでいきたいと思います。子どもたちの未来を確かなものにしていきたいと職員一同願っています。 (園長記)

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